2016/03/16

あの静岡グルメ「レストランさわやか」と伊豆ぶらりな日。

あっしは「ご当地グルメ」ってなもの食べるの大好きでして。
各地に行けばいろんなもんありますよね、その地域に根差して昔からあったもの、街おこしの為に頭ひねったもの。
そういうの、どっちも好きなんです、あんまり出自には拘らない感じ。(ただし、なんやら怪しげな理由で「元祖」を名乗るようなのはちょっと…)

さて、あっしは三浦半島に住んでることもありまして、休日ちょっと出るにはちょうどいい距離ですから静岡や山梨にはよく行きます。まぁいろいろ個人的事情もあるんですが、そっち方面えらく多いです。

静岡のグルメっつーたら、静岡おでん、富士宮やきそばあたりが真っ先に出てくるですかね、有名ですんで。
「ご当地グルメ 静岡」とかでググってやると、おそらくあとは浜松餃子とかみしまコロッケあたり出てくんじゃないですかね、ちょっときちんと調べてるサイトだとおもろカレーとか裾野水餃子もかな。

そういうのもちろんいいんですが、静岡の人間が「静岡じゃコレだよ」って言うようなのが特に喰いたいわけです。

以前、これはお勧めできるバカうまグルメ、「つけナポリタン」を紹介したことがありますが

http://gwii.blog.fc2.com/blog-entry-101.html

多分、グルメサイトに乗ってないだろうもの。

たとえば、これ。


おなじみホテイの缶詰。
どこでも買えるじゃん、ってあなた、実はこんなに種類あるって知ってました?
実はあの有名なヤキトリ缶のホテイフーズは静岡の企業でして、静岡県内にはこうやってホテイ缶詰を土産物として売ってたりるするのです。
なかにはこんなのも。



パーティーサイズにしてもデカすぎる。


いやあんた、よほど人数集めた飲み会でもないと、コレ、かなり胃もたれ級よ。

余談ですが、この缶詰に書かれてるおじさん、公式にではないですが、ホテイフーズの中では「やきやき親父」と呼ばれてるそうです。

覚えても何の役にも立たない豆知識ですが。

もちろん、静岡おでんとか富士宮やきそばとかも喰ってますが(富士宮やきそばについてはいずれ別の機会にちょっと書こうと思うところもありますが)、もうひとつ、どうしても喰っておかなきゃ、ってのがありまして、そっちへ今回は行って参りました。

このお店。



炭焼きレストラン「さわやか」

「何ソレ」って感じですわね、見たとこ普通のファミレスです。
実はこの「さわやか」って、店舗数からいったら結構あるチェーンのハンバーグレストランチェーンでして、静岡県内の人からしたら、珍しくもなんともないもの。

しかしこれ、静岡県内にしか、ないんです。

北陸で言う8番ラーメンや、長岡新潟で言うイタリアンのようなもので、地元じゃ当たり前なもので、別に珍しくもなんともないもんですが、これは三浦半島の人間から見れば、そのご当地にしかないもので、これこそ私の求める「ご当地グルメ」にほかならないわけですわ。

余談ですが、以前会社で新潟から来た新人の子がいまして、東京にはイタリアンは無いぞ、と言ったら冗談だと思って最初笑ってたのを覚えています。
ありませんぜ、関東でイタリアンと言ったら普通はイタリアンレストランの料理、俗っぽく言えばイタメシのことだもん。

それと同じように、もしかしたら「さわやかは静岡にしかない」ということを知らない静岡県民もいるかもしれない、そのレベルに思えるくらい、店自体はたくさんあります。

ただし静岡県内だけに。

方々から旨いと噂になってたので、一度喰ってみたかったのです。

ここの売りは「げんこつハンバーグ」、ちなみに、量ちょっと少なめ女性向け「おにぎりハンバーグ」なんてのもあります、別にハンバーグにおにぎり入ってたりはしません。


まぁ店内もフツーのファミレスです。
ちょっと変わってるのはこれくらい。


「カンパイからはじめよう」というよくわからないフレーズ

そもそもおいらドライバーなので酒は飲めないんですが、どうもここの流儀はノンアルコールのジュースとかコーラで乾杯して始めるというもののようで、セットメニューにもカンパイ用のドリンクなるものがついています。
注文すると先にそれが出てきまして


「カンパイしてお待ちくださーい」

とか言われます。

そうですか、そういうもんなんですな。

そんでもって、テーブルに自分らの食器とは別にかなりごっついこういうやつが置かれます。


しばらくすると、待望の料理が。


これを店員さんがですな




ジュー…



「ハンバーーーグ!」

とか思わず叫びたくなりますが。


めっちゃうまそう。


なんというか、普通のあらびきハンバーグとはやっぱり一味違って、その場で焼き上げるからか、ハンバーグにある種の香ばしさが加味されてまして、レアがお勧めと言われるのが分かるくらい肉自体もかなりいいお肉。
うまく言えないけど、ハンバーグの味に「奥行き」がある。
いや、ファミレス価格でこのハンバーグは結構凄いぞ。

価格に比べて味がいいのは、もしかして静岡エリアのみに展開することで輸送コストを抑えてるからなのかしら、神奈川県にもっとも近いとこだと、ごく最近御殿場に店が出来まして。
我々神奈川県民もちょっと行きやすくはなりました、箱根のちょっと向うだしね。

あっしらが行ったのは富士のお店ですが、いやぁ、うまい、ここ最近喰ったハンバーグじゃダントツかもしれない。横須賀の「ビストロ・クー」もなかなか凄いの食わせるんだけど、値段がちょっと雲泥の差なもんで。

また行くです、間違いなく。

んで、その後、ちょっと伊豆方面へ下りまして、「天城越え」なんて歌に歌われてる有名な場所だし近くも通ってるのに、実は一度も見たことがなかった


「浄蓮の滝」にちょっと立ち寄ったんですが。
そこの食堂にあった看板。


名物なのは分かるが、「食べ放題」って言われてもあんた。

ガマン大会?

その後に恒例ちょこっと温泉に立ち寄りまして


赤沢温泉。
実はここ運営してるのは、あの化粧品で有名なDHC。
だから中のシャンプーとかコンディショナーとか、全部DHC製な上にDHC製入浴剤の入った「DHCの湯」なんていう風呂もあります。
タオルや手ぬぐいも無料であるので、着替え以外は基本手ぶらで行けます。
あ、更衣室のロッカーが、あの悪名高い100円入れてロックかけて外すと戻ってくるタイプなので、硬貨は持ってった方がいいです。なくてもザル籠はありますが。
余談の余談ですが、ちなみにDHCって、「大学翻訳センター」の略って知ってました?
開業当時はそういう事業をやってたわけですね、この会社。

閑話休題。

ひとっ風呂浴びてたら夜になったので、帰り路に夕食。
伊豆高原ビールのお店で食事もできるので、そっちに立ち寄ります。
こういうときドライバーは辛い、飲めないのよね。
で、そこで漁師メシを喰うことにしたんですが、とりあえずヅケの海鮮丼頼んだら


ナニコレ。

これ、たしかに美味しいです。
ただなんといいますか、ご飯にたどりつくまでが

刺身のジェンガ。

わりと必死に崩さないように刺身をむさぼるという、結構凶悪な食い物です。
満腹にもなりますが、それ以上にちょっと精神的に疲れますww

このあたりはキンメが売りの地区ですんで、嫁みたいにキンメの料理を素直に喰うのが王道なのかもしれない。


次はもっと普通なの食べよう…。

休日にしては湘南海岸もたいして混んではおらず、満腹になったところでトロトロ帰って参りました。

いやしかし「さわやか」は旨かった。また行こう。


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